中小企業の固定費を見直す方法|利益を増やす7つの削減ポイント

売上を伸ばすことばかりに注力していませんか? 実は、利益を改善する最も即効性のある方法は「固定費の見直し」です。固定費は売上に関係なく毎月発生するコストであり、一度見直すだけで継続的に効果が出ます。
本記事では、中小企業が見落としがちな7つの固定費削減ポイントを具体的に解説します。
固定費見直しが利益に直結する理由
固定費の削減は、売上増加と比べて確実性が高い利益改善策です。例えば、月5万円の固定費を削減できれば、年間60万円の利益改善になります。これは売上に換算すると、利益率10%の企業なら年間600万円の売上増加に相当します。
しかも、一度見直した固定費は毎月自動的に削減され続けるため、労力対効果が非常に高いのが特徴です。
ポイント1:通信費の見直し
法人の通信費は、契約時のプランのまま放置されていることが多く、見直しの余地が大きい項目です。
- 法人携帯:格安SIMへの切り替えや、台数の見直しで月数万円削減できるケースが多い
- 固定電話:クラウドPBXに移行することで、基本料金と通話料を大幅に削減可能
- インターネット回線:複数拠点の回線を統合したり、プランを見直す
ポイント2:保険の見直し
法人向け保険は、加入時の条件のまま更新し続けているケースが少なくありません。事業内容の変化に合わせて、保障内容と保険料のバランスを再検討しましょう。
- 複数の保険会社から見積もりを取り比較する
- 重複している保障がないか確認する
- 必要性の低い特約を外す
ポイント3:オフィス賃料の最適化
リモートワークが定着した今、オフィスのスペースが以前ほど必要ない企業も多いはずです。
- フロア面積の縮小:テレワークを併用し、出社率に合わせたオフィス規模に変更
- シェアオフィス・コワーキングの活用:固定オフィスを持たない選択肢も
- 賃料交渉:更新時にオーナーと交渉する。空室率が高いエリアでは値下げが通りやすい
ポイント4:サブスクリプションの棚卸し
SaaSツールやクラウドサービスのサブスクリプションは、気づかないうちに増え続ける「隠れた固定費」です。
- 全てのサブスクを一覧化し、利用頻度と費用を可視化する
- 使われていないアカウントやツールは即解約する
- 機能が重複しているツールを一本化する
- 年払いに切り替えて割引を受ける
ポイント5:電気・光熱費の削減
電力自由化により、法人でも電力会社を選べるようになっています。
- 新電力への切り替え:同じ使用量でも月数千〜数万円の削減が可能
- LED照明への切り替え:電気代だけでなく交換頻度も減る
- 空調の設定見直し:1℃の設定変更で約10%の電気代削減効果
ポイント6:印刷・消耗品費の削減
ペーパーレス化が進んでいるとはいえ、中小企業ではまだまだ紙の使用量が多い傾向にあります。
- 社内文書のペーパーレス化(回覧・稟議をデジタル化)
- 複合機のリース契約を見直す(印刷枚数に応じたプランに変更)
- 消耗品の一括購入で単価を下げる
ポイント7:外注費の見直し
外注している業務の中には、ツールの活用で内製化できるものがあるかもしれません。
- 経理・会計:クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード等)で内製化
- Web更新:CMSの導入で社内スタッフが更新できる体制に
- デザイン:Canva等のテンプレートツールで簡易なデザインは社内対応
ただし、コア業務に集中するために外注している業務は、安易に内製化しないよう注意しましょう。
まとめ
固定費の見直しは、一度実施すれば毎月の利益に直結する効果の高い施策です。まずは通信費とサブスクリプションの棚卸しから始めてみてください。小さな削減の積み重ねが、年間で大きな差を生みます。
株式会社Sei San Seiでは、業務効率化やコスト最適化のご支援を行っています。固定費の見直しと併せて、業務のデジタル化にご関心がある方はお気軽にご相談ください。




