Lark導入事例5選|中小企業の業務効率化・コスト削減を実現したリアルな活用法
「チャットはSlack、会議はZoom、ファイルはGoogleドライブ、勤怠は別のシステム」——ツールが増えるほど、情報は分散し、現場の混乱は深まります。中小企業にとって、複数のSaaSを契約・管理するコストと手間は無視できない問題です。
こうした「ツール分散」の課題を1つのアプリで解決するのがLarkです。本記事では、実際にLarkを導入して業務効率化・コスト削減を実現した企業の事例を5つ紹介し、導入成功のポイントを解説します。
Larkとは?中小企業に選ばれる理由
Larkは、チャット・ビデオ会議・ドキュメント・スプレッドシート・承認フロー・勤怠管理などを1つのプラットフォームに統合したオールインワンのコラボレーションツールです。ByteDance社が開発し、グローバルで急速に導入が拡大しています。
中小企業に選ばれる最大の理由は、無料プランでも主要機能がほぼすべて使える点です。チャット・ビデオ会議・ドキュメント・承認ワークフローなど、通常であれば複数のSaaSを契約しなければ揃わない機能が、Lark1つで完結します。
日本企業の導入が急増している背景には、コロナ禍以降に増えたツール乱立の解消ニーズがあります。ツールごとにログインし、情報を探し回る非効率を一気に解消できることが、現場からの支持につながっています。Larkの基本機能と導入メリットについてはLarkとは?中小企業のDXを加速するオールインワンツールで詳しく解説しています。
事例1:飲食業|受発注業務を効率化し毎月10時間削減
クラフトビールレストランなどを展開するEVER BREW社では、チャット・ファイル共有・勤怠管理にそれぞれ別のツールを使用しており、情報の分散が大きな課題でした。
Lark導入後、これらのツールを一本化。特に大きな効果があったのが受発注業務のフォーム化です。従来は電話やFAXで行っていた発注作業をLarkのフォーム機能に置き換えたことで、毎月約10時間の業務時間を削減しました。
さらに、クラウドストレージの統合により、バージョン違いの資料が乱立する問題も解消。複数ツールの契約を解約した結果、ツール費用を85%削減するという大幅なコストカットも実現しています。
事例2:介護事業|購買稟議のデジタル化で人為的ミスを防止
社会福祉法人正勇会では、介護用品などの購買稟議を紙ベースで運用していました。申請書の紛失、承認の遅延、精算漏れといった人為的ミスが頻発し、現場の負担になっていました。
Larkの承認ワークフロー機能を導入し、稟議の申請から承認、精算までの全プロセスをデジタル化。未完了の稟議は管理者に自動通知が届く仕組みを構築したことで、処理漏れがほぼゼロになりました。
介護業界は慢性的な人材不足に直面しています。だからこそ、属人的な運用を仕組みに置き換え、少ない人員でも回る業務フローを構築することが重要です。正勇会の事例は、まさに「仕組みで回すDX」の好例といえます。
事例3:タクシー業|業務報告のリアルタイム化で6時間短縮
横浜を拠点とする三和交通では、ドライバーからの日々の業務報告に時間がかかり、管理部門の集計作業が大きな負担でした。
Lark導入後、業務報告をリアルタイムで把握できる仕組みを構築。紙の報告書を回収・転記する作業が不要になり、1日あたり約6時間の業務時間短縮を達成しました。
タクシー業界ではドライバーの年齢層が幅広く、ITリテラシーに差があることが導入の障壁になりがちです。しかしLarkの直感的な操作性により、スマートフォンに不慣れなドライバーでもスムーズに定着。現場の抵抗感なく運用が軌道に乗った点は、同様の課題を抱える企業にとって参考になるでしょう。
事例4:大手企業|東急が全社コラボレーション文化を構築
東急株式会社は、鉄道・不動産・生活サービスなど多角的な事業を展開する大企業ですが、その導入プロセスは中小企業にも参考になるポイントが多くあります。
東急がLarkに求めたのは、単なる業務ツールではなく、社員のエンパワーメントとコラボレーション文化の基盤でした。部門を超えた情報共有の仕組みをLark上に構築し、従来は縦割りになりがちだった組織間の連携を促進しています。
中小企業でも、部門間の情報共有が課題になるケースは多いはずです。全社の情報が1つのプラットフォームに集約されることで、「あの情報はどこにあるか」を探す時間が大幅に減り、意思決定のスピードが上がります。
事例5:人材サービス業|地域を超えた拠点間の業務改善
人材紹介事業を展開するゲートウェイサーチでは、複数拠点間の情報共有に課題を抱えていました。拠点ごとに異なるツールを使い、本社と地方オフィスの間で情報格差が生じていたのです。
Larkの導入により、全拠点の業務情報を一元管理する体制を構築。チャット・ドキュメント・タスク管理がすべて同じプラットフォーム上で動くことで、地方拠点のスタッフも本社と同じ情報にリアルタイムでアクセスできるようになりました。
拠点間の情報格差は、サービス品質のばらつきに直結します。1つのツールで情報を統合することで、どの拠点でも同じ水準の業務遂行が可能になる点は、多拠点展開を行う企業にとって大きなメリットです。
Lark導入を成功させる3つのポイント
5つの事例から見えてきた、導入成功の共通項を整理します。
1. 小さく始める
全社一斉導入ではなく、1部署・1業務から始めるのが鉄則です。EVER BREW社も受発注業務という特定の業務から着手し、成功体験を社内に広げていきました。まずは効果が見えやすい業務を選び、短期間で成果を出すことが社内の理解を得る近道です。
2. ツールの置き換えではなく業務フローの再設計を意識する
既存ツールをそのままLarkに移行するだけでは、効果は限定的です。正勇会のように、紙の稟議をそのままデジタル化するのではなく、承認フロー自体を再設計することで、大きな改善効果が生まれます。導入をきっかけに業務プロセスを見直す視点が重要です。
3. 社内推進者(チャンピオン)を決める
ツール導入が頓挫する最大の原因は、推進役が不在のまま「なんとなく導入」してしまうことです。各部署に1人、Larkの使い方に詳しい推進者を配置し、現場の疑問にすぐ答えられる体制を整えましょう。オールインワンツールの活用戦略についてはオールインワンワークスペースで実現する業務効率化もあわせてご覧ください。
まとめ:Larkは中小企業のDXを「1つのアプリ」から加速する
本記事で紹介した5つの事例に共通するのは、ツールの統合によって情報の分散を解消し、業務フローそのものを改善したという点です。
- EVER BREW社:ツール費用85%削減、月10時間の業務短縮
- 正勇会:購買稟議の完全デジタル化で人為的ミスを防止
- 三和交通:業務報告のリアルタイム化で1日6時間短縮
- 東急:部門横断のコラボレーション文化を構築
- ゲートウェイサーチ:複数拠点の情報格差を解消
Larkは無料プランから始められるため、導入のハードルが非常に低いのも大きな強みです。まずは1つの部署、1つの業務で試してみることが、DX推進の第一歩になります。
株式会社Sei San Seiでは、Lark導入・活用の研修プログラム「MINORI Learning Lark Training」をご提供しています。導入支援から社内定着まで、貴社のDX推進をサポートします。詳しくはLark Training詳細ページをご覧ください。