DX推進 2026.05.19

MINORI Cloudとは|生成AI × RPA × 業種特化型ERPで業界を再設計する業界別統合マネジメントシステム

MINORI Cloud 業界別統合マネジメントシステム 解説

「ERPを入れたいが、自社の業界に合うシステムがない」「複数のSaaSを使っているが、結局Excelで転記している」「DXを進めたいが、何から手を付ければいいか分からない」――こうした課題は、中小企業の経営者・現場責任者からよく聞かれるものです。汎用ERPでは業界特有の業務に届かず、業界特化SaaSは機能が足りない。その間を埋めるシステムが必要とされてきました。

株式会社Sei San Seiが提供するMINORI Cloudは、その隙間を埋めるために設計された業界別統合マネジメントシステムです。生成AI × RPA × 業種特化型の次世代型ERPとして、製造・建設・福祉の3業界それぞれに最適化された13モジュールを、コンサル・構築・運用・サポートまで含めて月額制で提供します。本記事では、MINORI Cloudの全体像から料金、導入プロセス、他システムとの違いまでを徹底解説します。

MINORI Cloudとは何か:3つの軸で理解する

軸1:業界別統合マネジメントシステム

MINORI Cloudの最大の特徴は、「業界別に最適化されている」点です。製造業には製造業の、建設業には建設業の、福祉事業所には福祉事業所固有の業務フロー・帳票・法令対応があります。汎用ERPはこれらを「カスタマイズで対応」しようとしますが、現場が必要とする業界特有の機能まで作り込むには、追加開発費が膨らみます。

MINORI Cloudは、最初から業界版として設計されたテンプレートを持っています。製造業版なら見積〜BOM〜MRP〜作業指示〜工程進捗〜品質検査までを、建設業版ならグリーンファイル7種・施工体制台帳・CCUS連携までを、福祉版なら個別支援計画・モニタリング記録・加算算定書類までを標準搭載しています。汎用ERPを業界カスタマイズするのではなく、業界版として出発する点が決定的に異なります。

軸2:生成AI × RPA × 業種特化型の次世代型ERP

従来のERPは「データを入れて、見える化する」道具でした。MINORI Cloudは、そこに生成AIによる文書理解・自動生成と、RPAによる業務自動実行を組み合わせた、「業務を動かす次世代型ERP」です。

具体的には次のような自動化が標準で動きます。

  • 受注情報を入れると、見積→受発注→請求書→入金確認までが自動連鎖
  • 仕入れ書類PDFをアップロードすると、AIが内容を読み取り在庫データへ反映
  • 議事録録音から、AIが議事録・タスク一覧・関係者通知メールまで生成
  • 帳票はWord/Excel/PDFで自動生成、現場の手作業は記録だけ

「データを入れる手間」を最小化し、現場の入力工数を本業に戻すことができるのが、MINORI Cloudが「ERP」ではなく「次世代型ERP」と称する理由です。

軸3:コンサル・構築・運用・サポート込み

多くのERP・業務システムは、ライセンス費用とは別に構築費・カスタマイズ費・運用支援費がかかります。中小企業にとっては、「初期数百万円+月額数十万円+年間メンテ費」という構造が導入を阻んできました。

MINORI Cloudは、これらをすべて月額料金に含めて提供します。業務フローを整理するコンサルティング、システム設計・構築、現場への定着支援、操作質問への対応、機能追加の相談まで、追加費用は発生しません。情シス担当がいない中小企業でも、運用ごとパートナーに任せられる構造を採用しています。

対応業界:3つの業界版

製造業版:生産現場と経営をひとつの基盤に

製造業版は13モジュール・138テーブル・112本のAutomationで構成されています。CRM・営業から、見積・受注・出荷、BOM/MRP・作業指示・工程進捗・品質検査、原価管理、HCM・人事勤怠、ISO 9001/14001/45001/HACCP対応まで、製造業の業務をひとつの基盤で動かします。

特徴的なのは「工場保全(MTBF/OEE)」「MENTENA連携」です。設備の稼働率や故障間隔をリアルタイムに把握でき、製造現場と経営の数字を同じ画面で見られます。詳細はMINORI Cloud 製造業版で確認できます。

建設業版:書類作業を9割減らす

建設業版は13モジュール・130テーブル・108本のAutomationで構成。CRMから施工管理・原価管理・建設業法対応・CCUS連携・ISO対応までフルカバーします。

建設業の現場が特に苦しんでいるのが、書類業務です。グリーンファイル7種、施工体制台帳、再下請負通知書、CCUS就業履歴の月次提出など、行政・元請けへの提出書類が膨大です。MINORI Cloud建設業版は、これらを現場の入力データから自動生成します。詳細はMINORI Cloud 建設業版を参照ください。

福祉版(就労継続支援B型):記録と書類を全面自動化

福祉版は、就労継続支援B型事業所に特化したテンプレートです。個別支援計画・モニタリング記録・サービス提供記録・出席簿・工賃計算・加算算定書類まで、事業所の運営に必要な書類を一気通貫で自動化します。

福祉事業所はサービス管理責任者や支援員の現場業務だけでも多忙で、書類業務に支援員の時間が削られている事業所が少なくありません。記録の電子化と書類の自動生成で、支援員が利用者に向き合う時間を取り戻すことが、福祉版の狙いです。詳細はMINORI Cloud 福祉版で確認できます。

13モジュールの全体像

業界共通の基盤モジュール

業界版に関わらず、全プランに共通して搭載されているモジュールは以下のとおりです。

  • CRM・営業管理:取引先・案件・営業活動の一元管理
  • 見積・帳票自動生成:PDF/Wordで帳票を自動出力
  • 仕入・在庫・発注管理:リアルタイムの在庫推移と自動発注提案
  • 財務・原価管理:案件別・部門別の原価をリアルタイム把握
  • HCM・人事・勤怠:採用から入社・評価・勤怠までを一元管理
  • AI議事録・タスク自動化:録音から議事録・タスク・通知まで自動生成
  • ダッシュボード・分析:経営層・現場が必要な数字をリアルタイム可視化
  • スマホ対応・現場入力:現場担当がスマホから直接記録・申請

業界別の特化モジュール

これらの共通モジュールに加えて、業界版それぞれに固有のモジュールが追加されます。製造業版には生産管理・工場保全・ISO対応、建設業版には施工管理・建設業法対応・CCUS連携、福祉版には個別支援計画・加算算定書類などが含まれます。

料金プランと選び方

3つのプラン

MINORI Cloudは3つの料金プランを用意しています。すべてのプランにコンサル・構築・運用・サポートが含まれ、追加費用は発生しません

  • Lite:月額30万円(5名まで):見積・受注・請求・在庫・CRM・帳票PDF生成・メールサポート
  • Standard:月額50万円(10名まで・推奨):Lite機能+業界特化テンプレート・AI議事録・財務原価・HCM・電話サポート
  • Premium:月額70万円〜(10名まで):Standard機能+業界別フルテンプレート・カスタムワークフロー・現場定着伴走・24時間以内サポート

利用人数の超過分は1名あたり月額1万円で拡張できます。「5名で始めて、現場展開で20名規模に増えた」というケースでも、人数追加だけで対応可能です。

プラン選定の目安

規模・業務範囲別の目安は次のとおりです。

  • Lite向き:従業員5名前後、まず受発注・在庫・請求の自動化から着手したい
  • Standard向き:従業員10〜30名、業界特化機能を含めて業務全体を統合したい
  • Premium向き:業界別フル機能+現場定着までパートナーに任せたい

多くの企業がStandardから始め、必要に応じてPremiumに上げる、あるいは別業界版を追加するという展開をしています。

導入プロセス:最短3ヶ月で稼働

4段階の導入ロードマップ

MINORI Cloudの標準的な導入プロセスは、以下の4段階で進みます。

  1. 業務棚卸し・要件整理(1ヶ月):現状業務フローの可視化、自動化対象の優先順位付け、現場ヒアリング
  2. システム構築・テストデータ移行(1〜2ヶ月):テーブル設計、Automation設定、過去データの移行
  3. 現場研修・トライアル運用(1ヶ月):操作研修、現場での試験運用、運用ルール調整
  4. 本格運用・定着支援(継続):本番運用開始、定例ミーティングでの改善提案、機能追加対応

最短3ヶ月でコア機能の稼働6ヶ月でフル機能の本格展開が可能です。段階展開なので、現場負担を最小化しながら確実に定着させられます。

導入時に経営側が用意すべきもの

導入をスムーズに進めるために、経営側で先に整理しておくべき項目は次の3つです。

  • 現状業務の棚卸しメモ:完璧でなくてOK。誰がどんな作業をしているかが分かれば十分
  • 現場推進者の選任:1名でいい。現場の窓口になり、運用調整に関わる人
  • 3ヶ月間の試行錯誤を許容する経営判断:完璧運用を急がず、段階的に定着させる前提を経営層が共有

他システムとの違い

従来ERP(汎用型)との違い

SAP・Oracle・OBICなど従来型ERPは、汎用機能を多業界に提供する設計です。導入には初期構築費が数千万〜数億円、運用ベンダーへの月額数百万円が必要で、中小企業には現実的でないケースが大半でした。MINORI Cloudは月額制で、業界版テンプレートを標準搭載しているため、初期構築費なしで業界特化機能を即日利用できます。

業界特化SaaSとの違い

業界特化SaaSは、特定業務(例:施工管理だけ、勤怠管理だけ)に特化したサービスが多く、複数のSaaSを組み合わせる必要があります。結果として、データが各SaaSに分散し、転記作業が発生します。MINORI Cloudは業界特化×統合ERPの位置づけで、CRMから生産管理・財務・人事・帳票生成までひとつの基盤で動きます。

従来のBPaaSとの違い

株式会社Sei San SeiはMINORI Cloudの前身として「BPaaS(Business Process as a Service)」を提供してきました。BPaaSは業務自動化サービスでしたが、2026年4月にMINORI Cloudへリブランディングし、業界特化テンプレートと法令対応・ISO対応・CCUS連携などをパッケージ化した業界別統合マネジメントシステムへ進化しました。汎用業務自動化から、業界に深く入り込むサービスへの変化です。

導入効果:何が変わるのか

転記作業がゼロになる

受発注→請求→入金確認、案件→工程進捗→原価集計、利用者記録→個別支援計画→加算算定書類――これらの転記作業が消えます。データを入れる場所が1つになり、必要な帳票・書類は自動生成されます。

現場と経営の数字が同じ画面で見える

現場の進捗・原価・在庫・人員配置などの数字が、経営層のダッシュボードにリアルタイムで反映されます。「経理から月次報告を待たないと数字が見えない」「現場の今を経営が把握できない」状態から脱却できます。

属人化が解消する

業務がシステムに乗ることで、誰が担当しても同じアウトプットが出る状態を作れます。「ベテランしか分からない」「退職されたら止まる」業務を、ロールベースの引き継ぎ可能な業務に転換できます。属人化解消の具体的な進め方は属人化解消の進め方|業務の見える化から始める実践ステップで詳しく整理しています。

意思決定が早くなる

同じ数字を経営・現場が見られるため、会議で「事実確認」に時間を使わない運用になります。意思決定の議論に集中でき、施策実行サイクルが短くなります。

導入を検討する際のチェックリスト

こんな企業に向いている

  • 製造・建設・福祉の業界で、業務全体を統合したい
  • 複数のSaaSやExcelで運用しており、転記作業に疲れている
  • 業界の法令対応・帳票業務に時間がかかっている
  • 情シス担当がおらず、運用ごとパートナーに任せたい
  • 従業員5〜30名規模で、DXに本気で取り組みたい

こんな場合は別の選択肢を検討すべき

  • 製造・建設・福祉以外の業界(小売・飲食・サービス業など):他のサービス組み合わせを提案できます
  • 従業員100名超の大規模製造業で、SAP・Oracleなど大規模ERPの選定が進んでいる
  • 業務の独自性が極めて高く、既存テンプレートを大幅に書き換える必要がある

無料の業務診断から始められる

「自社に合うか分からない」段階でも、業務診断・要件整理の無料相談を受け付けています。実際の業務フローを30分ヒアリングし、MINORI Cloudが効きそうな領域・効果の出るタイミング・概算費用を提示します。

株式会社Sei San Seiの関連サービス

MINORI Cloudは、株式会社Sei San Seiが提供するDX支援サービスの中核です。組み合わせて使われる関連サービスは以下のとおりです。

まとめ:MINORI Cloudは「業界に寄り添うDXパートナー」

本記事のポイントを整理します。

  1. MINORI Cloudは生成AI × RPA × 業種特化型の次世代型ERP。製造・建設・福祉の業界別統合マネジメントシステム
  2. 業界版テンプレートを標準搭載し、汎用ERPの「カスタマイズ前提」とは設計思想が異なる
  3. 料金はLite月額30万円から。コンサル・構築・運用・サポートが全プラン込み
  4. 最短3ヶ月でコア機能稼働、6ヶ月でフル展開。フェーズ別の段階導入で現場負担を最小化
  5. 転記ゼロ・現場と経営の数字統合・属人化解消・意思決定スピード向上が主な効果
  6. 無料の業務診断から始められる

「業界特化のシステムが見つからない」「複数SaaSの転記で疲弊している」「ERPは大企業向けだと思っていた」――そんな課題をお持ちの中小企業経営者・現場責任者の方は、お気軽にお問い合わせください。福岡オフィスから、業界に寄り添うDXのご提案を承ります。

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