ビジネストレンド 2026.02.25

日本政府「AI基本計画」閣議決定──AI利用率80%時代に企業は何をすべきか

日本政府「AI基本計画」閣議決定──AI利用率80%時代に企業は何をすべきか

2025年、日本政府がついに本気を出しました。初の包括的な「AI基本計画」が閣議決定され、AI推進法の全条項が施行。政府・自治体・研究機関・企業・市民のすべてに、AIに関する責務が明確に課されました。

この計画の最大のインパクトは、AI利用率80%という野心的な目標です。電気や通信と同じレベルの「社会インフラ」としてAIを位置づけるという宣言——これは、すべての企業にとって無視できないシグナルです。

AI基本計画の3つのポイント

1. AI利用率80%という国家目標

政府はAIを「一部の先端企業が使うツール」ではなく、電気・水道・通信と並ぶ社会インフラとして定義しました。利用率80%とは、国民・企業の大多数が日常的にAIを使う社会を意味します。現在、日本企業のAI導入率は約20%前後と言われており、ここから4倍の成長を目指す計画です。

2. AI推進法の全面施行

AI推進法の全条項が施行され、政府や自治体だけでなく、民間企業にもAI活用の努力義務が課されました。「うちはまだ関係ない」という姿勢は、もはや通用しません。業種・規模を問わず、すべての企業がAI活用について真剣に考える時代に入りました。

3. 生成AIと知的財産保護の枠組み

生成AIの普及に伴い、著作権やデータの取り扱いに関する不安の声も上がっていました。今回の計画では、生成AIと知的財産保護に関する枠組みも同時に公表。AIを安心して使うためのルールが整備されたことで、企業のAI導入障壁はさらに下がりました。

「AI利用率80%」は企業にとって何を意味するのか

AI利用率80%の社会が到来したとき、AIを使っていない企業はどうなるでしょうか。答えは明確です——競争力を失います

すでにJBpressの報道では、AI活用に成功した企業は非活用企業に比べて1.7倍の成長率を記録しているというデータが示されています。AIは「あれば便利」から「なければ生き残れない」フェーズに移行しつつあるのです。

2026年のAIトレンドとして注目されているのは、以下の3領域です。

  • Physical AI:ロボティクスや自動運転など、物理世界で動くAI
  • AIエージェント:人間の指示を理解し、複数のタスクを自律的に遂行するAI
  • マルチモーダルAI:テキスト・画像・音声・動画を横断的に処理するAI

これらの技術が社会に浸透するとき、「AIを使えない企業」は取引先からも求職者からも選ばれなくなる可能性が高いのです。

AI二極化時代——使う企業と使わない企業の差

AI基本計画の閣議決定を契機に、日本企業の「AI二極化」は加速します。

AI活用企業は、採用・営業・バックオフィスの効率化で利益率を高め、余力をさらなる投資に回す好循環を生み出します。一方、AI非活用企業は、人手不足に悩みながらアナログ業務に追われ、コスト競争力を失っていく悪循環に陥ります。

この二極化は、大企業と中小企業の格差ではありません。「AI活用の意思決定をしたかどうか」の差です。中小企業でも、正しいアプローチを選べば、大企業に負けないスピードでAI活用を進められます。

中小企業がAI活用を始めるための現実的なステップ

「AIが重要なのはわかった。でも何から始めればいいのかわからない」——多くの中小企業経営者の率直な声です。ここでは、自社でAIを開発する必要のない、現実的なAI活用ステップを紹介します。

まずは「AIを使ったサービス」を活用する

AI活用の第一歩は、自社でAIを開発することではありません。AIを組み込んだサービスを利用することです。自社にエンジニアがいなくても、AIの恩恵を受けることは十分に可能です。重要なのは「AIを使うかどうか」の意思決定であり、技術的なハードルは外部パートナーが解消します。

採用にAIを活用する(RPaaS)

人手不足は中小企業の最大の経営課題です。Sei San SeiのRPaaS(AI採用代行)は、AIが求人原稿の自動生成、スカウト配信、応募者の一次スクリーニングを行います。採用担当者の工数を最大70%削減しながら、応募数と採用精度を同時に向上させます。

バックオフィスにAIを活用する(BPaaS)

経理・総務・人事——どの部門にも「毎月同じ作業を繰り返している」業務があります。BPaaS(業務代行・自動化)は、請求書処理、勤怠管理、レポート作成をAIとRPAで自動化。「人がやらなくてもいい仕事」から人を解放し、本業に集中できる環境を作ります。

人材のマッチング精度を上げる(MINORI Agent)

採用しても定着しなければ意味がありません。MINORI Agentは、AIを活用した適性診断で「会社に合う人材」を高精度でマッチング。スキルだけでなく、価値観・働き方の志向まで分析し、入社後6ヶ月の伴走で早期離職を防ぎます。

Web発信を低コストで始める(おいで安)

AI時代の企業に求められるのは、「自社の情報を正しく発信する力」です。ホームページがない、あっても10年前のまま——そんな状態では、取引先にも求職者にも選ばれません。おいで安なら、月額1万円〜でプロ品質のWebサイトを構築。AI時代にふさわしい情報発信の基盤を整えます。

まとめ:AI基本計画は中小企業にとって「追い風」

日本政府のAI基本計画は、一見すると「大企業向けの話」に見えるかもしれません。しかし実態は逆です。政府がAI利用率80%を目指すということは、中小企業のAI活用を国が後押しするということです。

補助金・助成金の拡充、AI活用のガイドライン整備、知財保護ルールの明確化——これらはすべて、中小企業がAIを安心して使える環境を整えるためのものです。

AI二極化の時代、「まだ早い」はもう通用しません。今こそ、AIを味方につける意思決定をする時です。Sei San Seiは、AI活用の第一歩から伴走します。まずはお気軽にご相談ください。

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